Celesシネマを注文してみた感想
好きな映画をイメージした香水をセレクトし届けてくれる「Celesシネマ」というサービスを利用してみました。
※2020/12/28までの期間限定サービス→2021/2/28まで延長になったそうです!
→常設になったそうです!
今回は「スタンド・バイ・ミー」「グッバイ、サマー」「ベニスに死す」「太陽を盗んだ男」「なまいきシャルロット」の5作品で注文。大体2週間で到着しました。
どれも解釈一致で最高だったので、感想を書いてみたいと思います。
※私の文化レベル:ドンキとAmazon以外で香水を買ったことがない
- スタンド・バイ・ミー(1986)/ Outremer − The Tea
- グッバイ、サマー(2015) / Penhaligon’s – Lily of the Valley
- ベニスに死す(1971) / Liquides Imaginaires – Phantasma
- 太陽を盗んだ男(1979) / Maison Francis Kurkdjian − Aqua Vitae
- なまいきシャルロット(1985) / Diptyque – Oyedo
スタンド・バイ・ミー(1986)/ Outremer − The Tea
アメリカの作品で、子供たちが夏休みに家の前でレモネードを売るっていうシチュエーションよく見るじゃないですか。映画と全然関係ないんですが、あの図がパッと浮かびました。
なぜかというと、めっちゃ柑橘類の匂いなんですよ。
ちゃんと嗅いでみるとレモンというよりはグレープフルーツ寄りで、ちょっと苦味のある感じなんですが…、いや~夏っぽいしノスタルジック。そして少年だ。
時間が経っても結構ツンとした香りが続いていて、これはたしかに「スタンド・バイ・ミー」っぽいなと。
旅の道中からゴーディの自立と旅の別れまでを感じさせる香りでした。
グッバイ、サマー(2015) / Penhaligon’s – Lily of the Valley
「スタンド・バイ・ミー」と似たジャンルの作品なのでオーダーするか悩んだんですが、差を楽しむぞということで頼んでみました。
結果としては本当にオーダーしてよかった!!です!!
「スタンド・バイ・ミー」で届いた香水はツンとした柑橘類の香りでしたが、対してこちらは青っぽく清潔な香りでした。
どちらも爽やかで夏らしくはあるものの、方向性がまったく違っていて面白かったです。
清潔感が素晴らしくどことなく石鹸っぽさがあるので、旅が終わってお風呂に入った後のイメージかな~という感じでしたが、改めて嗅ぐとログハウスっぽいノスタルジックな印象もあって、「グッバイ、サマー」全体のイメージじゃん!となりました。
これ嗅ぎながらサントラ聴いたら幸せになれる。フルボトル買いたい…。
ベニスに死す(1971) / Liquides Imaginaires – Phantasma
め~~っちゃくちゃいい香りです。匂いにも美しさってあるんだって思った…。
スーっと突き抜ける高潔な第一印象の後に、優しく変化し段々と淡くなっていく感じ。
主張が少なく上品なのに魅惑的。
つけ始めは華やかなホテルのロビー、エリーゼのためにを弾くタジオ、高潔な美しさ。時間の経った後は、夕日を眺めながら命を落としていくアッシェンバッハ、人生の脆さ儚さ…というイメージかなと。
詳細を調べてみたらコンセプトまで解釈一致でCelesさんのすごさに感動しました。
この香水もフルボトル買いたいなぁ…。
太陽を盗んだ男(1979) / Maison Francis Kurkdjian − Aqua Vitae
ひとつくらい無骨なものがあって良いだろうと思って頼みました。
結果は解釈大一致!!
城戸が爆弾作りながらノリノリで踊ってるシーンですね。間違いない。
他の作品で届いたものと違って男性的な印象の強い香りです。
香水にこういった感想を書くのは失礼かもしれないんですが、倉庫っぽい匂いだなと…。スモーキーで懐かしさを覚えるあの感じ。
ただ、面白いことに時間が経つと甘さが混じった香りになるんですよね。
これは自身の死期を悟りながら山下警部と接触をはかる城戸の心理っぽいなぁと勝手に解釈して笑顔になりました。
なまいきシャルロット(1985) / Diptyque – Oyedo
初手がメントールっぽく抜けていく香りで、まず『生意気娘っぽい!!』と大興奮。
そこからだんだんと甘く柔らかな印象に変化し、暖かな雰囲気に落ち着きます。
全体としては「スタンド・バイ・ミー」で届いた香水と同じで柑橘系ではあるんですが、こちらはかなり甘やかでフルーツそのものというよりフルーツ系のお菓子っぽい。食べたくなる匂いで好きです。
これはクララとシャルロット、どちらでも合うなぁ…。
とにかく可愛くて、小さな宝箱のような香りですね。
本当に大切なものは身近にあった…という映画のラストにも通じる印象で、大好きです。
リアルで映画の話をできる友達がまったくいないので、こういった形で自分以外の誰かの解釈を知れるっていうのがめっちゃ楽しかったです。
また、お高め(※私基準)の香水を試すこともほぼしないので、そういった意味でも良い機会になりました。いつかフルボトルを買うという夢もできた…。
本っっ当に期間限定というのが惜しくなるくらい良いサービスでした!!
実はちゃっかり追加注文もしちゃったので、それもまた楽しみにしています。
Celesさんありがとう!!!!
【追記】追加注文分の記事を書きました!